
皆さんはNFTというものをご存知でしょうか?
非代替性トークンとも呼ばれておりますが、簡単にいえば
「ブロックチェーン技術を使って発行された唯一無二のデータのこと」らしいです。
でも、それって何か価値があるの?
実は、NFTブームが到来した際は1枚数千万円で売買されることもありました。
そこで、実際にNFTの制作・販売をやってみたので、その方法を説明したいと思います。
⇩OpenSeaで販売しているNFTはこちら⇩
目次
必要なもの
- パワーポイント系ソフト(イラスト制作)
- MetaMask(仮想通貨ウォレット)
- OpenSea(NFTマーケット)
筆者はパワーポイントでイラストを制作していますが、ペイント系ソフトで作成しても良いと思います!
MetaMaskは仮想通貨ウォレットですが、OpenSeaへのログインに使用します。
また、NFTの出品時の承認や収益の受け取りにも使用するので、事前に作っておきましょう。
国内の仮想通貨取引所であるCoincheckさんが下記URLでMetaMaskの始め方を説明しています。
コンセプト
制作を始める前に、NFTのコンセプトを考えます。
- コンセプト:家紋をモチーフとしたSNSアイコン向けNFT
- ファイル形式:画像(約400px * 400px)
- 制作方法:パワーポイント
- 販売場所:OpenSea(NFTマーケット)
- 販売価格:10 USDC($10相当)
- 手数料:10%
前提として、筆者は絵が描けないので図形をベースとしたイラストにします。
また、Twitterはアイコン画像にNFTを使用できる機能が追加されたため、
制作するNFT画像の大きさは推奨サイズの400px * 400pxにしました。
価格は気軽に購入して欲しいので$10 相当に設定しますが、2次流通時は1割の手数料をもらいます。
イラストの制作
今回もパワーポイント系ソフトを使ってイラストを制作します。
- パワーポイントを起動
- 新規プレゼンテーションを作成
- デザイン➡ページ設定➡幅・高さを10.58cm(約400px)でOK
- 図形を使ってイラストを制作
- ファイル➡名前を付けて保存➡PNG形式で保存
上記の手順で作業を行えば 約400px*400px のPNG画像が作成できます。
そして出来上がったのがこちら!

お椀に入ったご飯の家紋を作ってみました┗(´・ω・`)┓
ではこれをNFTマーケットに登録・出品したいと思います。
OpenSeaでイラストを登録(NFT化)
まずはOpenSeaへアクセスし、ログインします。
- 上記URLからOpenSeaにアクセス
- 右上の人アイコンをクリック
- ログイン方法選択でMetaMaskをクリック

これでログインができました。
次はイラストを登録するためにCollectionを作成します。
まずは右上のアイコンからMy Collectionをクリック。

そしてCreate a Collectionを選択するとMetaMaskで確認画面が表示されるので署名します。
するとCollectionの設定画面に入るので各種項目に画像のアップロードや情報の記入していきます。

- Logo image ロゴ画像をUP(推奨:350px*350px)
- Featured imageCollectionが紹介されるときに表示させる画像をUP(推奨:600px*400px)
- Banner imageCollectionページのバナー部分に表示させる画像をUP(推奨:1400px*350px)
- NameCollection名を記入
- URLOpenSeaのCollection掲載ページURLの末尾に任意の英数字を記入
- DescriptionCollectionについての説明文を記入
- Category出品するNFTにあったカテゴリーを選択
- Linkswebサイトやインスタグラム等のURLを任意で記入
- Creator Earnings2次流通された際に得られる手数料を%単位の数字で記入
- Your payout wallet address出金先のウォレットアドレスを記入(MetaMaskのアドレスでOK)
- BlockchainNFTを登録する際に使用するブロックチェーンを選択
- Payment tokens支払いに使用できる仮想通貨を選択
- Display themeNFTのディスプレイ方法を3つから選択
- Explicit & sensitive content過激またはセンシティブな表現のあるNFTの場合はチェック
記入に間違いがなければCreateをクリック。
すると下記のようなCollectionページが作成されます。

今度はこのCollection内にイラストを登録していきます。
右上のCreateをクリックし、Create New Itemで登録するイラストの情報を記入します。

- image, Video, Audio, or 3D Model今回はイラストなので画像をUP
- Name作品名を記入
- External link自分のwebサイト等で作品を紹介しているページがあればURLを任意で記入
- Description作品の説明文を任意で記入
- Collection先程作成したCollectionをプルダウンタブから選択
- Properties Levels Stats Unlockable Content Explicit & Sensitive Content作品の形態に合わせて任意で設定
- Supply作品の発行枚数を数字で記入
- Blockchain作品の登録に使用するブロックチェーンを選択
- Freeze metadata基本ノータッチでOK
記入に間違いがなければCreateをクリック。
その後下記のページが表示されれば登録完了です。

ただし、登録は完了しましたがまだ販売はできていません。
最後に販売の設定に移ります。
登録したNFTを出品
登録済みのNFTの画面に入り、右上のSellをクリック。

その後、下記ページ内で支払い通貨や金額、販売期間などの設定を行います。

- Price購入に使える仮想通貨の選択と販売金額を記入
- Duration販売期間を選択(最長6ヶ月)
- More options必要に応じて設定できるが基本ノータッチでOK
記入に間違いがなければComplete listingをクリック。
するとMetaMaskから署名を求められるのでクリック。

その後下記のページが表示されれば出品完了です!

あとはSNSやwebサイトで広報をして売れるのを楽しみに待ちましょう!
お疲れ様でした!!
番外編:MetaMaskにMATICを追加
Collection作成時やイラストの出品時にブロックチェーン「Polygon」を選択した場合、
MetaMaskにPolygon(MATIC)のネットワークを追加する必要があります。
筆者が追加した方法を載せますが、心配な方は「MetaMask MATIC 追加」で検索してみてください。
まず、MetaMaskを開き、最上部中央のタブをクリック(初期だとイーサリアムメインネット)。
すると登録されているネットワークの一覧が表示されるので、ネットワークを追加をクリック。

その後、ブラウザでネットワークを追加するページが表示されるので、下記の通り記入します。

- ネットワーク名Matic mainnet
- 新しいRPC URLhttps://polygon-rpc.com/
- チェーンID137
- 通貨記号MATIC
- ブロックエクスプローラーのURLhttps://polygonscan.com/
最後に保存を押せばPolygonネットワークがMetaMaskに追加されます。
おわりに
手順が多く何かと大変だとは思いますが、やることはどれも単純です。
筆者はオリジナルの絵は得意ではないためあまり凝ったものは作れませんが、
絵が描ける人ならNFTで大ヒット!なんてこともあるかもしれません。
この記事をきっかけにNFTクリエイターになった方がいたらぜひコメント下さい!
その時は全力で応援させていただきます✨
最後までご覧頂きありがとうございました┗(´・ω・`)┓